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内蒙古(4)愛阳小学校

内モンゴルの旅も今回が最終となりました。
今回の旅行を行うに当たってお世話になった皆様ありがとうございました。
通訳をして下さった包さんは日本留学の経験があり、留学の経験談を食事や移動のときにエピソードを交えて話してくれました。その中で一番印象に残った話を紹介します。
ある焼肉屋の前を通り過ぎようとしたとき、その店の看板に書かれている文字にモンゴル族として許すことの出来ない憤慨を感じたそうです。

「本場、北海道の味、ジンギスカン」

ジンギスカン(チンギスハーン)がなぜ食べ物の名前に使われているのか、ジンギスカンはモンゴル族の偉大なる英雄、人の名前であって羊肉を焼いた料理名ではない。と、言うのです。
その上、羊料理の本場がなぜ北海道なのか理解できないし腹立たしい。思い出すだけでも怒りがこみ上げてきた様子でした。

日本にはいろんな経緯や目的でさまざまな国の方々が生活しています。そしてその増加するスピードに果たして日本人は付いて行けてるのでしょうか。一面的なものの見方が横行する日本人にとって多面的に在日する各国の人と理解し合える関係を早急に築かなければならないなと思いました。

さて、最後は目的のひとつ、「白興吐蘇木哈嘎愛阳小学校」視察訪問です。
この地域でも極めて貧しいい農村に徳島県の上田勝久先生のご尽力により小学校を建設されて現在は支援協会による援助がなされていると聞きました。


村へ行くため幹線道路からわき道へそれる事約15分。道路の状況は最悪。土の性質で雨が降れば粘土状、乾燥すればカチカチ。車の底が心配です。
遠くに見えるのはたぶん馬だと思います。

道路脇にはロバ、馬、牛のお出迎え。
この道の先約1時間に愛阳小学校が有ります。

入り口にはモンゴル文字が併記されていました。

立派な校舎には、夏休みにもかかわらず、子供たちが登校してくれました。
日本人に対して恥ずかしながらもお話してくれました。
なんか懐かしいかわいさの有る小学2年生。前列真ん中の子。

黒板横には、日本の教室と同じように時間割が張ってある。もちろんモンゴル文字です。
良く見ると朝7:00~夕方4:00まで7時間目まで有りとてもハードな気もしますが昼食はみんな家へ帰っての昼食だそうです。

最後はみんなで記念写真です。左端の方が白広源校長先生です。
夏休みのところありがとうございました。

帰り道すぐ、白校長の自宅が有るので寄らせててもらいました。
冬にはマイナス20度の世界。私には創造も付かない環境でした。
白校長先生ありがとうございました。

その後近郊の町で白校長の奥様を交えて昼食を取らせて頂きました。
白酒、利きました。ご馳走様でした。

最後になりましたが、通訳でお世話になった包さんありがとうございました。良い思い出が出来ました。
包さんのお兄さん、お姉さん、お友達の皆さんにも記憶に残る歓迎をしていただきました。御礼申し上げます。特にお兄さんきついお酒にはほどほどに。

以上、内モンゴル通遼の旅 入門編でした。

2007年10月02日

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コメント

かなり奥地まで探索していたのですね。


これで「入門編」ということは

どうなっていくのでしょうか?

つぎは病院でも建てたりして。


一度いかなくてはとかんじました。
同じような顔の私としては。

投稿者 マーシー : 2007年10月02日 19:56

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